歯周病

    札幌市白石区の歯医者で歯周病治療

    歯を残すために最も大切なことは土台となる骨(歯槽骨) を十分残すあるいは増やす(造成)することです。
    そのためにはまずハブラシの仕方を練習していただき、歯の周りの浅い所についた歯石や歯垢(プラーク)をとり、周りの歯ぐきの腫れを小さくします。

    それでもまだ炎症があれば3ミリくらいの深さの歯周ポケット内の歯石や炎症物質を取っていきます。
    その結果まだ炎症がある場合歯ぐきを切開、剥離し取り得る限りの炎症物質、歯石などを取り除く歯周外科を行います。

    動揺が強い場合はボンドやワイヤーで固定します。炎症のコントロールには噛みあわせ調整が必要な場合もあります。

    また、場合によっては遮蔽膜(バリアメンブレン)やエムドゲイン(骨再生を促す薬剤)、人工骨、自家骨を併用する場合もあります。
    治療終了後3ヶ月ごとに定期検診(メンテナンス)に来院していただき安定したお口の状態を維持していただくことが最も大切です。

     

    歯科用CTの活用

    札幌市白石区の歯医者で歯周病治療

    歯周病は歯を支えるあごの骨が溶けて破壊されていく病気ですが、あごの骨の状態をご自身で確認することは、通常、なかなかできません。

    一般的には歯周ポケットの深さを測る検査によって歯周病の進行度合いを測定しますが、骨がどれぐらい無くなってしまっているのかまでは把握することができませんでした。

    しかし、CT撮影を行うことで骨がどの程度まで破壊されているのかを確認することが出来ますので、手術の必要性や抜歯の判断など、より的確な治療方針をご提案することが出来るようになりました。

    また、治療によりどのくらい骨が再生しているのかも立体画像で視覚的に確認することが出来ますので、行った治療がどのぐらい効果があったのか、治療後の評価もより的確に判断することが出来ます。

    →歯科用CTについて、詳しくはこちら

     

    当院での歯周病治療

    ブラッシング指導

    札幌市白石区の歯医者でブラッシング

    ブラッシング指導とは、歯磨きのやり方の指導のことです。

    歯磨きのやり方なんて、教えてもらわなくても解ってるよ!という方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、ご自身ではちゃんと磨いているつもりでも、プラークを落としきれていないケースがとても多いでのす。

    また、歯並びや歯の状態は年齢を重ねると共に変化してきますので、その時その時のご自身のお口の状態にあったブラッシング方法をマスターする必要があります。

    当院では、患者さまのお口の中の状態や、磨き方の癖なども考慮しながら、丁寧に指導させていただいております。

     

    スケーリング&ルートプレーニング

    札幌市白石区の歯医者で歯周病治療

    スケーリングとは、歯に付着しているプラークやこびりついた歯石を、スケーラーという専用の器具で除去することです。

    歯石は、時間が経てば経つほど硬くなり、ブラッシングではなかなか取ることができません。そのため、プロの手によるケアが必要となります。

    また、スケーリングの後はルートプレーニングを行い、歯の根の表面をツルツルになるように磨いていきます。こうすることで、歯の表面にプラークが付きにくくなります。

    軽度~中等度の歯周病であれば、ご家庭でのブラッシングと歯科医院でのスケーリング&ルートプレーニングをしっかりと行うことにより、ほとんどの症状は改善が可能です。

     

    歯周外科治療(フラップ手術)

    札幌市白石区の歯医者で歯周病治療

    歯周病が進行し歯周ポケットが深くなってしまうと、スケーリングやルートプレーニングでは歯周ポケットの奥深くまで入り込んでしまった汚れや歯石を除去することが非常に困難になります。

    そのような場合には、歯ぐきの側面から歯ぐきを切り開き、歯根近くにある汚れを直視下で除去するためのフラップ手術が有効になります。

    スケーリングやルートプレーニングの場合とことなり、直接目で汚れを確認しながら除去していくことができるため、歯石や細菌を徹底亭に取り除くことができるのがメリットですが、その反面、外科手術を伴う処置のため、患者さまのご負担は大きくなってしまう傾向にあります。

    また、症状によっては適用できないケースもありますので、担当の歯科医師とよく相談されることをおススメします。

     

    再生療法

    歯周病で溶けてしまった骨は基本的には元に戻すことができないため、今までは歯周病により顎の骨が溶かされてしまうと、その骨に支えられている歯は抜くしかないという状況にありました。
    ですが、現在では歯科医学の進歩により、いくつかの方法で骨の再生が可能となりました。

     

    リグロス(保険適用)

    札幌市白石区の歯医者で歯周病治療

    リグロス(一般名:トラフェルミン)とは、骨の再生を促す成長因子を成分とした世界初の歯周組織再生医薬品です。

    2017年4月から保険適用での治療が認められた薬剤で、進行してしまった歯周病でも歯を抜かずに治療できる可能性が高まると期待されています。

    フラップ手術により歯石や汚れをしっかりと取り除いたあと、失われてしまった骨の部分にリグロスを塗布することにより骨と歯周組織の再生を図る方法で、現在は大学病院を中心に取り扱われています。

    一般の歯科医院ではまだこの薬剤を導入している医院はほんのわずかですが、当院はいち早く診療に取り入れ、歯周病治療に活用しております。

     

    エムドゲイン(自費治療)

    札幌市白石区の歯医者で歯周病治療

    エムドゲインとは、豚の歯胚組織からつくられたタンパク質を主成分とする歯周組織再生材料で、歯周病で溶けてしまった骨や歯周組織を再生させる治療です。

    治療方法は記リグロスとほぼ同様で、フラップ手術により歯石や汚れをしっかりと取り除いたあと、失われてしまった骨の部分にエムドゲインゲルを塗布することで骨の再生を図ります。

    エムドゲインは世界の約40ヶ国以上で使用されている安全性の高い材料で、2002年には日本でも厚生労働省の認可を受けておりますが、保険の適用が認められていないため、自由診療での治療になってしまいます。

    また、すべての症例に適応できるわけではございませんので歯科医師とよく相談して治療を進める必要があります

     

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